カンボジア海軍基地に新たな建築物 中国の軍事利用、米大使館が懸念

有料会員記事

ハノイ=宋光祐
[PR]

 中国による軍事利用の疑いが指摘されているカンボジア南部のリアム海軍基地で、新たな建築物と道路の建設が確認された。米国のシンクタンク「戦略国際問題研究所」(CSIS)が現場の衛星写真を公開した。在プノンペンの米国大使館はカンボジア政府の対応について、「透明性に欠ける」と批判している。

 CSISが12日に公開した複数の画像によると、リアム海軍基地では8~9月、敷地の北側に2棟、南側に1棟の計3棟の建物が新築されていた。海辺にある基地と内陸をつなぐ道のような線も写っており、CSISは道路の建設が始まっているとしている。建物の用途は明らかになっていない。

 リアム海軍基地はベトナムマレーシアフィリピンが中国と領有権を争う南シナ海に開かれたタイ湾の入り口に位置する軍事的な要衝とされる。カンボジアが中国による独占的な基地の軍事利用を認める見返りに、中国がインフラを整備する密約を結んだ疑いが指摘されてきた。

 シャーマン米国務副長官は6…

この記事は有料会員記事です。残り400文字有料会員になると続きをお読みいただけます。