碧川かたを知って わらべ館で童謡・唱歌講演会

石川和彦
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 童謡・唱歌講演会「赤とんぼ作詩100年 碧川(みどりかわ)かたと三木露風」が23日、鳥取市西町3丁目のわらべ館であり、約40人が参加した。かたは鳥取市出身で戦前戦後の女性参政権運動に尽力し、露風はかたの離別した長男で童謡「赤とんぼ」を作詩したことで知られている。

 赤とんぼが作詩されて今年で100年になることから、かたを知ってもらい、露風が生まれた兵庫県たつの市との交流も深めようと、わらべ館が企画した。

 碧川かた研究会のメンバー2人がかたの生涯などについて説明した。四井(よつい)幸子会長によると、かたは明治の初めに鳥取藩の家老の家に生まれた。たつの市の三木家に嫁ぎ、露風と次男を産んだ後、離縁させられ、露風を置いて婚家を出た。再婚し、東京で看護師の養成所を卒業して女性参政権運動などに努めた。

 童謡の里龍野文化振興財団(たつの市)の職員は、市内で進める童謡の里づくりなどを紹介した。ミニコンサートでは、わらべ館の童謡・唱歌推進員が露風作詩の歌などを歌った。

 米子市の上田育恵さん(73)は赤とんぼが大好きな童謡の一つ。「露風が赤とんぼを作詩した背景がよくわかりました。かたさんは当時としてはすごく近代的な女性で、自分のさだめに負けず、前を向いて生きた方ではないかなと思いました」と話した。(石川和彦)