「人生の最期まで」 高齢化が進む村、発信する34歳医師の覚悟

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坂田達郎
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 大蔵村診療所の医師、深瀬龍(りゅう)さん(34)は8月のブログにこう書いた。「山形にも総合診療医がいます!と言い続けることで、山形で総合診療医をやりたい人を増やしていく」。高齢化が急激に進む山形県内。病気を治す「キュア」とともに、生活の質を高める「ケア」が県民の幸せにつながると信じ、飾らない言葉で発信を続けている。

 「また熱が出て大変でしたにゃあ」

 今月11日、訪問診療で深瀬さんは、ベッドで横になる男性(85)に声をかけた。

 「肌の色が黄色いので、胆のう辺りで何か起きてるんじゃないかと心配してます」。介護する妻にそう伝えた。診療所で詳しい検査ができればいい。でも、人に頼まなければ送り迎えは難しい。その日は在宅で可能な検査と処方で対応することになった。

 「また熱が出るこったら、そのときはいつでも来ますのでおっしゃってください。遠慮すねでくださいね」

 この日は3軒を回った。かつ…

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