「ヤード」業者、盗難プリウス買い取った疑い スクラップ高騰背景か
藤牧幸一
盗難車と知りながらトヨタ自動車のプリウスを買い取ったとして、愛知県警は25日、同県西尾市吉良町、自動車解体業久米優仁(まさひと)容疑者(47)を盗品等有償譲り受けと組織犯罪処罰法違反(犯罪収益等収受)の疑いで逮捕し、発表した。
自動車の車体や部品に含まれる金属の価格は、コロナ禍でいったん落ち込んだ需要の回復などを受け、高騰している。
県警は「うまみ」が大きくなった窃盗グループが動きを活発化させている可能性があるとみて、警戒している。
捜査3課によると、久米容疑者は8月15日ごろ、西尾市内に所有する「ヤード」と呼ばれる解体施設で、プリウス1台(2006年式、時価約20万円)を買い取るなどした疑い。認否は明らかにしていない。
鉄スクラップの価格が、昨春の約3倍に上昇しているといいます。排ガスを浄化するため、希少金属が使われている部品もあります。記事後半で紹介します。
県警によると、このプリウス…