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長生堂製薬が徳島県に改善計画 医薬品医療機器法に違反する行為

斉藤智子
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 医薬品医療機器法に違反する行為があったとして、徳島県から業務停止命令を受けた長生堂製薬(徳島市)は経営体制を刷新し、25日に改善計画を県に提出した。

 親会社の日本調剤(東京)は、利益向上を重視して納期遅延や製品回収を許さない経営者の強い意向や企業風土があったとして、長生堂製薬をグループ内の「日本ジェネリック」(東京)の子会社とすることを決定。原田秀昭・前社長と取締役4人は退任し、日本調剤から小城和紀氏(54)が新社長に就き、他の新役員も日本ジェネリックから就任した。

 長生堂製薬は、最長で10年以上も国が承認した手順に従わずに医薬品を製造したり、経年劣化で効能が低下した可能性がある医薬品を回収せず放置したりしたとして、今月11日に県から業務停止命令を受けた。

 長生堂製薬では3工場でのべ574品目を生産していたが、生産設備や人員に対して品目過多になっており、品目を絞り込んで工場の負担を軽減する。また、徳島研究所を廃止して、開発などを日本ジェネリックつくば研究所に一本化し、約30人の研究員はつくば研究所や新設の技術統括部に異動するという。

 小城新社長らは25日に徳島市内で記者会見を開き、「悪い文化が引き継がれてきた部分はきちんと断ち切って、新しい開かれた長生堂製薬を目指していきたい」と話した。(斉藤智子)