スーダン軍が市民に発砲、7人死亡 クーデターに反発する抗議デモで

ヨハネスブルク=遠藤雄司
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 軍によるクーデターが起きたスーダンで25日、軍部に反発して抗議中のデモ隊に向けて兵士が発砲し、7人が死亡、140人が負傷した。保健省職員の話としてロイター通信が報じた。

 同通信や同国情報省のフェイスブックなどによると、首都ハルツーム周辺では同日、デモ隊が道路をバリケードで塞ぎ、クーデターに抗議する活動が相次いだ。また、官庁や中央銀行の職員らはストライキを始めたという。抗議活動の拡大を受けて、米国の在スーダン大使館はツイッターで、米市民に対して外出を避け、その場で待機するよう呼びかけた。

 一方、クーデターを主導したとみられる軍出身のブルハン統治評議会議長は、2023年の7月に選挙を実施して民政移管すると明らかにした。

 軍のクーデターに対しては、国際社会からも反発が相次いでいる。国連のグテーレス事務総長は声明で、ハムドク首相らが拘束されたことを「容認できない」と批判し、即時解放を求めた。アフリカ連合のムーサ・ファキ委員長も声明で「対話と合意だけがスーダンとその民主化を救う適切な道だ」などとして、ハムドク氏らの解放を訴えた。(ヨハネスブルク=遠藤雄司