眞子さま、佳子さまと抱き合って別れ 秋篠宮ご夫妻も手を振り見送る
秋篠宮家の長女眞子さま(30)と小室圭さん(30)との婚姻届が26日、提出され、受理された。眞子さまは民間人の「小室眞子さん」となり、皇族の身分を離れた。女性皇族の結婚時に通例行ってきた結婚式や関連行事は全て省略した「異例の結婚」となった。
婚姻届は26日午前10時ごろ、宮内庁職員によって自治体に提出された。眞子さんは午前10時ごろ、30年間住んだ秋篠宮邸を離れた。宮邸前で秋篠宮ご夫妻と妹の佳子さまとそれぞれ言葉を交わし、佳子さまとは抱き合って別れを惜しむ場面もあった。その後、職員や報道陣に一礼して車へ。ご夫妻や佳子さまが手をふって見送った。弟の悠仁さまは中学校に登校して立ち会わなかった。
小室さんと眞子さんは同日午後2時から都内のホテルで記者会見に臨む。最近の女性皇族の結婚では、結婚式直後にその会場で記者会見も行われてきたが、今回は結婚式がなく、記者会見のみとなった。
さらに、会見もその場で質問にはこたえず、回答文書を記者側に渡して退席するスタイルになることが25日に明らかにされた。同庁によると、眞子さんは質問の中に「誤った情報が事実であるかのような印象を与えかねない」ものが含まれていると強い衝撃を受けたという。
会見には新聞・通信・テレビ各社が所属する宮内記者会のほか、日本雑誌協会と日本外国特派員協会の記者も代表で出席する。会場費用に公費は使われず、二人が負担するという。
眞子さんは今後都内のマンションに滞在し、パスポート申請などの準備を整えた後、渡米して新生活を始める。元皇族が結婚後すぐに海外を拠点にするのも戦後初めてとなる。(杉浦達朗)
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