候補者に共感しても「選ぶことが怖い」 若者が投票に行かないわけは

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聞き手・富田洸平、高久潤、刀祢館正明
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 「あなたの1票で、政治に意思表明を」。正しいのだろうけど、選べ、といわれても……。本当はそのつぶやきにこそ、見えるのかもしれません。民意のありかと生かし方が。(聞き手・富田洸平、高久潤、刀祢館正明)

自分事に落とし込めれば NPO法人ドットジェイピー学生代表・細谷柊太さん

 若者の投票率向上をめざし、議員事務所へのインターンプログラムや政策コンテストを運営するNPOで3年間活動しています。でも、選挙に行く人が増えたという手応えはなかなか得られません。

 「投票しても、社会にも、自分にも、利がない」。周囲に話を聞くと、そう思っている人が多いと感じます。

 私たち若い世代には、「自分の人生や隣の人が幸せであってほしい」という感覚があります。だから、友達や家族、周囲に困っている人がいたら、自分も協力したいと考える。でも、国や政治は、とても遠い。「自分たちとは別の世界の話」という印象なのではないでしょうか。高校生や大学生の限られた時間で、部活やサークル、スポーツ、ゲームなど熱中しているものに集中したい、と考える人は多いのでなおさらです。

コロナ禍では、若い世代もサークル活動など感染状況を見ながら判断する経験をしました。選挙にどのような影響を与えるでしょうか。記事後半では、データを使った公共政策が専門の成田悠輔さんが「選挙の役割と限界」、サイボウズ社長の青野慶久さんが「落選運動」について語ります。

 また、「選ぶことが怖い」と…

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