フェイスブック、成長伸び鈍化 ザッカーバーグ氏、批判報道に反論

サンフランシスコ=五十嵐大介
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 SNS世界最大手の米フェイスブック(FB)は25日、2021年7~9月期決算を発表した。売上高、純利益ともに前年同期を上回ったものの、米アップルのプライバシー保護策の強化などの影響で、前期より伸びが鈍化した。FBを巡っては投稿の扱いや若者への心理的な影響などに対する批判が強まっており、先行きの不透明感が増している。

 売上高は前年同期比35%増の290億ドル(約3・3兆円)、純利益は同17%増の91億ドル(約1兆円)だった。売上高は1~3月期、4~6月期は前年同期より5割前後増えていたが、今期は伸びが鈍化した。

 アップルは今春、iPhone上などでアプリ業者が利用者を追跡するために端末情報を取得する際、利用者に通知を出して同意を求める対策を導入した。利用者が同意しなければ、FBなどのアプリは利用者の履歴データが入りづらくなり、ターゲティング広告に影響を与える。

 FBを巡っては、内部文書をもとに欧米メディアが同社のビジネスモデルを批判する報道を続けている。マーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は25日の電話会見で「誠意のある批判は我々の改善を助ける。だが、我々が目の当たりにしているのは、選択的にリークされた文書を使い、我々の会社の間違った絵を描こうとする協調的な試みだ」と反論した。(サンフランシスコ=五十嵐大介