「壊すのはあっという間…」 京大霊長類研、OBらが署名活動も

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 京都大が霊長類研究所愛知県犬山市)の解体と再編を26日に公表した。関係者らからは「霊長類研をつぶすのは、世界的にも損失だ」との訴えが上がっている。解体方針の公表に先立つ25日には、有志による方針撤回を求めるウェブ上の署名活動も始まった。

 霊長類研OBで1996年から99年に所長を務めた杉山幸丸さん(86)は、今の霊長類研近くに住んでいる。「なくなってしまうのは本当に悲しい」と話す。杉山さんは京大に所属していた当時、助手として霊長類研の設立に関わった。当時、予算を確保する書類作りに、打ち合わせにと多忙を極めた。「つくる時は大変だったのに、壊すのはあっという間だ」

 霊長類研が、世界の霊長類研究をリードしてきたと自負する。野外の観察で、えさを与えずに自然に近い状態で人に徐々に慣れさせる「人付け」は霊長類研から世界に広まった手法だという。杉山さんは「歴史的にもユニークな存在で、世界から高く評価されてきた」と話す。

 解体のきっかけとなったのは…

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