第29回「安倍氏の顔に泥塗った」 自民公認争い、分裂回避でも残る禍根

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松田果穂、野平悠一 岡村夏樹、太田原奈都乃
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 衆院選の投開票まで1週間となった24日の前橋市。決起大会を開いた自民党の中曽根康隆氏が万感の表情で声を張り上げた。

 「いま私が『中曽根やすたか』と名前が書いてあるたすきをかけ、この場所で選挙を戦えていることはまさに皆さんのおかげです」

 祖父に康弘元首相を持つ中曽根氏にとって、群馬1区からの出馬は5年越しの悲願だ。国政に初挑戦した前回2017年も同区からの立候補をめざしたが、公認は尾身朝子氏に与えられて比例区に回り、肩には「自民党」のたすきをかけるしかなかった。

 4年ぶりの衆院選は、31日の投開票に向けて終盤戦に入った。長期政権後の転換期にさしかかる政党の足元を取材した。

「比例は公明党」尾身氏差し置き訴える中曽根氏

 この日は「自民党の皆さんの…

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2021衆院選

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