韓国の民主化に功罪、先進国化を進めた「普通の人」 盧泰愚元大統領

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ソウル=鈴木拓也 論説委員・箱田哲也

 盧泰愚(ノテウ)・元韓国大統領が死去した26日、韓国の政財界からは、盧氏の「功罪」をめぐって様々な反応が出た。韓国民主化後の初の大統領として、経済成長やポスト冷戦への精力的な外交が評価される一方で、大統領退任後に、クーデターへの関与や不正蓄財などで実刑判決を受けた負の側面も併せ持つからだ。

 26日、韓国大統領府は盧氏の死去についてコメントを出さなかった。兪英民(ユヨンミン)秘書室長が国会答弁で「国家葬を行うことは可能だが、手続きが必要だ」と述べるにとどめた。

 進歩(革新)系与党「共に民主党」の国会議員からは、軍事政権下での民主化運動の弾圧などで「多くの国民が盧氏に責任があると指摘している」などと批判的コメントも出た。保守系最大野党「国民の力」の報道官は「国連加盟や外交で成果を上げた」とたたえつつ、「過ちはいかなる理由でも覆い隠すことはできない」とした。

 一方、韓国財界を代表する経…

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