習氏、「兵器強化、新局面を」と重要指示 米国との軍事格差縮小狙う

北京=高田正幸
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 中国の習近平(シーチンピン)国家主席は25、26日に開かれた軍や軍事企業の関係者が出席した会議で「兵器の近代化管理システムの建設を強化し、新局面を切り開け」との重要指示を出した。中国は米国との軍事力の差を技術で縮める狙いで、習氏の指示は技術開発の加速を指示したものとみられる。

 習指導部は今年策定した中長期計画で、軍民共同で軍備の現代化を加速し、宇宙やインターネット空間、人工知能や量子科学技術などの分野で発展を遂げるとしていた。重要指示で習氏は、この計画の実現に向けて取り組みを強化し、建軍100周年にあたる2027年の「奮闘目標」の実現に貢献することを求めた。

 また会議では、制服組トップの張又俠・中央軍事委員会副主席も演説。「現実的な軍事闘争を見据え、世界一流の水準で難関を打ち破れ」と装備の現代化を加速するよう求めた。

 中国の軍事開発をめぐっては、8月に核搭載可能な極超音速(ハイパーソニック)兵器の実験を行ったと英紙が今月、伝えている。(北京=高田正幸)