• アピタル

ファイザーワクチン、5~11歳にも緊急使用 FDA諮問委が勧告

新型コロナウイルス

ワシントン=合田禄
[PR]

 ファイザー製の新型コロナウイルスワクチンの子どもへの接種について、米食品医薬品局(FDA)の諮問委員会は26日、緊急使用許可を5~11歳に拡大する勧告を決めた。大人より少ない用量での安全性や有効性が確認され、接種する利益がリスクを上回ると判断した。

 ファイザーはFDAに5~11歳の約2200人が参加した臨床試験のデータを提出。大人が使う量の3分の1の量を2回、3週間あけて接種したグループでは、3人が新型コロナを発症した一方、同じ間隔で偽薬を接種したグループでは発症したのは16人だった。有効性は90・7%だったという。ワクチンを接種して感染した子どもたちは症状も軽くて済み、接種による深刻な副反応も起きなかったとされる。

 FDA諮問委では、若い男性にごくまれに起きる心筋炎や心膜炎についても検証。米国でのワクチン接種実績から、心筋炎や心膜炎の発症事例を性別、年齢ごとにみたところ、2回目の接種時に16~17歳の男性で100万回の接種あたり69人、12~15歳の男性で同40人、18~24歳の男性で同37~39人で、それ以上の年齢や女性ではさらに低かった。

 委員らはワクチン接種の利益がリスクを上回るかについて投票。心筋炎などの発生頻度は非常に低く、有効性も高いことなどから、投票した17人が賛成、1人が棄権した。

 接種開始までにまだ、FDAが子どもへのワクチン接種の緊急使用を許可し、米疾病対策センター(CDC)が接種を推奨するという手続きが残っている。ホワイトハウスは子どもへの接種について、大規模接種会場ではなく、小児科などを中心に接種を進める計画をすでに立てていて、早ければ11月初旬に全米で接種が始まる。(ワシントン=合田禄)

新型コロナウイルス最新情報

新型コロナウイルス最新情報

最新ニュースや感染状況、地域別ニュース、予防方法などの生活情報はこちらから。[記事一覧へ]