接戦の宮崎1区、立憲・枝野代表が2度目の応援 自民も首相投入へ

2021衆院選

吉田耕一、平塚学、神崎卓征
[PR]

 立憲新顔と自民前職が互角の戦いを続ける衆院宮崎1区に26日、立憲民主党枝野幸男代表が応援に入った。1カ月前に続く来県で、接戦からの勝ち抜けをめざす。自民党も選挙戦終盤に岸田文雄首相が1区に入る見込みで、与野党党首が駆けつける全国有数の競合区となりつつある。

 「小選挙区で勝たせてほしい」。枝野氏は26日、前県議で新顔の渡辺創氏(44)と並び、宮崎市中心部の街頭で声を張り上げた。演説後、「五分五分以上の可能性があると思っているから来ている」と公言。自民前職からの議席奪取を狙い、28日には蓮舫代表代行も応援に入る。

 1区では自民前職の武井俊輔氏(46)=当選3回=が6月、自身も乗っていた車検切れの車で秘書が当て逃げ事故を起こし、自民支持層でも批判が拡大。党県連は1区の選挙対応を「自主判断」としたが、武井氏が党公認を得る見通しになり、脇谷のりこ氏(64)が自民県議を辞職し無所属で立候補し、事実上の「自民分裂選挙」となった。

 週末の23日、渡辺氏は総決起集会で「相手はもめていても大きな戦艦。僕は小さな帆を張ったヨットだ」と陣営の結集を呼びかけた。推薦する連合宮崎などに加え、共産党も支持する。

 武井氏は23日の総決起大会で「私の未熟さで苦しい選挙になった」と陳謝。「想定以上の苦戦」(自民県議)が伝わる中、大会には県知事や宮崎市長らが顔をそろえ、岸田派として支える岸田首相の激励文も代読された。28日に野田聖子少子化相、29日には岸田首相が応援に駆けつける。

 脇谷氏は「保守系無所属候補として、前職への不満から野党に逃げる票を食い止める」と主張。日本維新の会から立候補した外山斎氏(45)も「説明しない。責任も取らない。不満に思う自民党員もいる」と訴え、武井氏に批判的な自民支持層の票を狙う。(吉田耕一、平塚学、神崎卓征)

2021衆院選

2021衆院選

ニュースや連載、候補者の政策への考え方など選挙情報を多角的にお伝えします。[記事一覧へ]