「ニセ電話」気付いた90歳男性、警察署員と連携して男逮捕 福岡

吉田啓
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 ニセ電話詐欺に気付いた福岡県春日市の90歳の男性が機転を利かせ、警察官と連携して自宅を訪れた容疑者の男の逮捕に結びつけた。

 男性の自宅に電話がかかってきたのは10月25日午後0時半ごろ。警察官を名乗る男が「あなた名義で57万円の大型テレビが電子決済で購入された」「警察署から後で連絡がある」と話した。

 すぐに「詐欺では」と思った男性は110番通報し、福岡県警春日署の署員が男性の自宅に駆けつけた。

その後、また電話がかかってきて「通帳とカードを証拠品として預かる必要がある」「捜査2課のヤマダが取りに行く」と告げられた。

 男性はだまされたふりをして会話を続けた。

 相手の話したことを声に出して繰り返して署員に聞かせ、署員はメモで受け答えの指示をした。

 電話でのやりとりが続く中、男性の自宅に警察官を名乗るスーツ姿の男が現れ、その場で署員に詐欺未遂容疑で現行犯逮捕された。

 逮捕されたのは、いずれも自称で広島市西区高須台1丁目の吉子京佑容疑者(26)。福岡県警は認否を明らかにしていない。(吉田啓)