日本被団協代表委員の坪井直さん、96歳で死去 国内外で核廃絶訴え

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【動画】日本原水爆被害者団体協議会代表委員の坪井直さんに、被爆体験や平和への思いを聞いた(2014年6月10日配信)

 日本原水爆被害者団体協議会代表委員で広島県原爆被害者団体協議会理事長の坪井直(すなお)さんが24日、貧血による不整脈のため、広島市内の病院で死去した。96歳。通夜・葬儀は25、26日に家族のみで営まれたという。

 広島県音戸町(現・呉市)出身。広島工業専門学校在学中に爆心地から約1キロの広島市内で被爆し、全身に大やけどを負った。戦後は同県内の中学教諭・校長を経て、2000年に日本被団協代表委員、04年に県被団協理事長に就任。00年、05年、10年の核不拡散条約(NPT)再検討会議に合わせて被爆者代表として渡米したほか、フランスアルジェリアでも被爆体験を語るなど、国内外で核廃絶と恒久平和の実現を訴え続けた。日本で初めて原爆を取りあげた戯曲とされる「島」の主人公のモデルにもなった。

 16年5月、米国の現職大統領として初めて広島を訪れたオバマ氏と対面し、「核なき世界」の実現に向けて共に取り組むことを確認した。

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