「候補者が来るなんて50年以上前」 取り残される離島の衆院選

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大滝哲彰
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 各地で舌戦が繰り広げられている衆院選三重県志摩市の離島2島では、候補者が演説に入ることもなく、島民には「普段と変わらない日常」が流れている。そんな島に暮らす人々は、この選挙戦をどう見ているのか。島内を歩いた。

 2016年の伊勢志摩サミットで各国首脳が集まった賢島から、英虞湾を船で10分ほどかけて渡ると、間崎島に到着する。

 人口67人(9月30日現在)。このうち65歳以上が56人と、高齢化率は80%を超える。

 「本土の施設に入っている人もいる。実際に島に住んでいるのは40人ほどですよ」。東京都から移住した自治会副会長の下川元三さん(46)が、そう説明してくれた。

 下川さんは島で最も若手。「ここは80代がマジョリティーですから」

 島を歩くと、出会う人たちはやはり80代が多い。野村儀次さん(89)に出会った。

 「選挙戦で島に来るなんて…

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