「若者と選挙」のその先へ ネットTVアベマの挑戦と守るべき一線

有料会員記事2021衆院選

聞き手・田島知樹
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 テレビ朝日サイバーエージェントと立ち上げたインターネットテレビ「ABEMA(アベマ)」のニュース番組「ABEMA Prime(アベマプライム)」。チーフプロデューサーを務める郭晃彰さん(33)は今回の衆院選で、地上波と異なる選挙報道をめざしている。番組制作にかける思いや、選挙でテレビが果たすべき役割を聞いた。

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アベマプライムのチーフプロデューサーの郭晃彰さん=東京都港区のテレビ朝日、田島知樹撮影

 ――今回の衆院選ではどんな番組を目指していますか

 選挙に行かないとされていた若者の投票率を上げることを目標にしています。青臭いですけど、社会を変えるために番組を作っているので。

 ――主要9政党の幹部を1人ずつ呼んで、連日30分の番組を放送しました

 僕たちは地上波のテレビでやっていないことをするオルタナティブな存在でありたいんです。ご存じの通り、選挙前はかんかんがくがく、ワイワイガヤガヤと放送していた地上波のテレビは公示後、分かりにくくなります。

 例えば党首討論。たった5分ほどの持ち時間で回されて通り一遍な言葉があふれる。結果、どの放送局も横並びで同じような放送になる。僕でもこの党は実際に何を考えているのか分からない。これでは投票先が決められないです。

 だから今回9党それぞれに30分取って話してもらいました。そうやって深掘りすれば各党のカラーや考え方の違いが分かりやすくなり、投票先も決められると思いました。

 ――とても新鮮に感じました

 エンターテインメントとしての面白さも意識しました。

 今回、21の質問というコーナーを作ったんです。「選択的夫婦別姓を認めるか」「今推している自然エネルギーは?」という質問から「ツイッター1日どれくらい見ていますか?」というくだけた質問まで幅広く聞きました。生の素顔が見られたと思います。

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アベマプライム衆院選企画の一場面

 また、インターネットの強みって、尺(時間)にとらわれないでいいことに加えてアーカイブ機能にあると思っています。番組がその瞬間に消費されて終わりではないんです。

 例えば次の衆院選の時、今回…

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