バレーボール日本代表前主将で、Vリーグ・サントリーの柳田将洋(29)が、テレビ通販会社「ジャパネットたかた」の創業者、高田明さん(72)と対談した。
同社はバレーボールをはじめ、サッカーJリーグのV・ファーレン長崎、バスケットボールBリーグ3部の長崎ヴェルカをはじめ、様々なスポーツを支援してきた。
2人の話はスポーツの価値から人生観や恐竜の化石、そして柳田の結婚にまで広がった。
〈ジャパネットは2011年から、バレーの全日本高校選手権(春高バレー)に協賛してきた〉
高田 「春高バレーの応援は、僕が社長の時からずっとやっていました。柳田さんはその頃、春高に出られたのかな」
柳田 「はい、出ていました。日本代表の時もユニホームにジャパネットのロゴを付けてプレーしていました。思い入れがあります」
「ジャパネットの企業理念には、『今を生きる楽しさ』を!、とあります。どういうきっかけで掲げたのですか」
高田 「長女が子どもの頃、長崎にバレーのチームが来たので、観戦に連れて行ったんです。それからすごいファンになって、もう30年近くバレーが好きで好きで。大学を卒業して、ヨーロッパで仕事をしていた時、ちょうどミュンヘン・オリンピック(五輪)があって、優勝した男子の試合もテレビで見ていて、それがすごく印象的で。スポーツのすばらしさを家族で感じてきた」
「ビジネスの世界は、厳しい。いつも頑張れ、頑張れと。でも、ソフトパワーが人間には要る。試合を見に来る人の喜び。次の試合までの1週間が待ち遠しくてたまらなくなる人の期待。スポーツは勝ち負けもあるけれど、それは最終の目的ではなくて、人を元気に、幸せにするという目標を達成するために必ずなければならない手段。物販も、モノを買って頂くのは、それを通して人の幸せに寄与するか。一つの理念を大事にしたい」
春高バレーで接点があった柳田将洋と高田明さん。ビジネスとスポーツを結びつけてきた高田さんへ、柳田からの問いかけは続きます。対談動画の本編は記事の後半に。連載「自分らしく 柳田将洋の挑戦」は今後も随時、朝日新聞デジタルで配信していきます。
柳田 「最近はスポーツとビ…