JR東海、一転2年連続の純損失 22年3月期決算予想を下方修正

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今泉奏
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 JR東海は27日、2022年3月期決算の業績予想で、最終的なもうけを示す純損益が300億円の赤字(前年は2015億円の赤字)となりそうだと発表した。これまで150億円の黒字を見込んでいたが、コロナ禍で東海道新幹線の業績回復が遅れるという。

 22年3月期決算の売上高は1兆80億円を見込む。前年より22・4%回復する予想だが、コロナ禍前の18年3月期の55・3%にとどまる。21年9月中間決算では、営業損益は341億円の赤字(前期は1135億円の赤字)、純損益は444億円の赤字(前期は1135億円の赤字)だった。

 業績回復の遅れに直結しているのが、収入の大半を占める運輸収入だ。当初の予想では、21年7~9月期の運輸収入は、コロナ禍前の同期実績の65%を見込んでいた。しかし、コロナ禍が長引いて客足の戻りは鈍く、実際は38・8%にとどまった。

 金子慎社長は「外出自粛などの影響で、引き続き厳しい経営環境が続いている。回復の立ち上がりは11月ごろになる」と述べた。

リニア工事への影響も

 JR東海が工事を進めている…

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