中小企業とベンチャー結んで「SDGs推進」 名古屋銀がセミナー

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内藤尚志
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 SDGsの推進は、中小企業の差し迫った課題になっている。それを知った名古屋銀行は21日、取引先などの中小企業を集めて「SDGs×オープンイノベーションセミナー」を開いた。行政の支援策と、SDGsに関係する事業を始めた地元のベンチャー6社を紹介した。

 人工知能での需要予測、統計にもとづく最適な配送ルート提案、省エネを実現する新素材……。どのベンチャーも、大量生産・消費を前提にした社会の変革を促す事業を手がけている。

 名古屋銀の林敬祐さん(46)は「社会問題の解決のために起業したベンチャーは多いが、中小企業との交流は少ない」。両者が知り合う場をつくり、協業に発展させたいという。

 名古屋銀が中小企業の現状に対する危機感を強めたのは、2年ほど前だ。大手メーカーから「SDGsへの対応」を促された――。こんな相談が、大手の下請けとして部品づくりなどを担う中小企業から寄せられるようになっていた。

 株式市場では、SDGs関連…

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    蟹江憲史
    (慶應義塾大学大学院教授)
    2021年11月5日12時36分 投稿

    【解説】 この記事にあるように、大企業から対応を迫られて中小企業がSDGsにシフトをする、ということが、まさに今、全国的に動き出してきています。コロナ禍からの立ち上がりは、こうしたシフトの機会にもなるでしょう。  ここでもう一つ加わってほしい