車下敷き殺害事件でおいを起訴、調べに否認 保険金詐欺でも捜査

板倉大地
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 福岡県うきは市で叔父を車の下敷きにして殺害したとして、福岡地検は27日、住居不定の会社役員、松成英一郎容疑者(54)を殺人罪で起訴し、発表した。地検は認否を明らかにしていないが、捜査関係者によると否認しているという。

 起訴状などによると、松成容疑者は4月1日午後8時20分から午後8時半ごろ、うきは市内の駐車場で、叔父の西村一敏さん(当時64)=大分県日田市=を車で複数回ひき、殺害したとされる。死因は肋骨(ろっこつ)骨折などによる外傷性ショックだった。

 捜査関係者らによると、駐車場の前を通った車のドライブレコーダーの映像などから、1日午後8時ごろに松成容疑者の車が現場に現れ、西村さんの車は午後8時20分ごろに到着したことが判明。松成容疑者の車は午後8時半ごろに現場を出発しており、県警はこの約10分間に西村さんを殺害したとみている。携帯電話の着信履歴から、松成容疑者が西村さんを電話で現場に呼び出したとみられる。

 一方、代理人弁護士によると、松成容疑者はその時間帯は「友人と食事をするために車で移動中だった」と話し、西村さんとの電話のやり取りについては「車の調子が悪いと相談を受けていた」と説明しているという。

 西村さんの死亡後、生命保険金約1500万円を松成容疑者が受け取っており、県警は詐欺容疑でも調べている。(板倉大地)