震災後初の国際大会に「ジーン」 サッカーの聖地で開く意味とは

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照屋健
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 パリ五輪世代を中心としたサッカーの23歳以下のアジア杯の予選が福島県で開かれている。会場は「サッカーの聖地」ともいわれるJヴィレッジ。この地で海外の選手を招いた公式戦を開くのは2004年以来、17年ぶりで、東日本大震災以降では初めてのことだ。

 初戦となった23日の香港―カンボジア戦。国歌を聞いたJヴィレッジの鶴本久也専務(54)は思ったという。

 「ジーンときましたね。このスタジアムで、こうしてトップアスリートが試合をしていただけるようになったのだと」

 大会開催の話があったのは、2~3カ月前。日本サッカー協会が日本での開催を模索するなかで、Jヴィレッジが候補に挙がった。

 3月には、新型コロナウイルスの影響で来日が遅れたJリーグの外国人選手やスタッフの隔離先として利用。東京五輪前には、豪州のサッカー代表が事前合宿で使うなど、コロナ対策での知見があることなどから会場に決まった。

 「一番大きいのは、コロナ下でも海外の方が安心してきていただけるようになったこと」と鶴本専務はいう。

 東京電力福島第一原発事故の収束や廃炉作業の拠点となったJヴィレッジには震災前、年間50万人が訪れた。活動再開した18年度は20万人にとどまった。

 いかにして、足を運んでもら…

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