「自分の投票が正解かどうかわからないから、選べない。だから選挙に行かない」。SNSで情報交換しながら取材する「#ニュース4U」の「教科書で学べない政治教室」に、大阪市の飲食店従業員の男性(28)から意見が寄せられた。ある市議会議員の選挙戦略を通し、「正解」はあるのかを考えた。
N4U班が深掘り取材、お友達登録はこちら
#ニュース4Uはあなたと共に深掘り取材する企画です。声をお寄せください。LINE公式アカウント(@asahi_shimbun)で取材班とやりとりできます。
「だから… ハリセンボンじゃねーよ!!」
今年6月に行われた兵庫県尼崎市議選挙(定数42)。4回目の当選を果たした須田和(むつみ)さん(64)の選挙ポスターに、そんな文字が小さく添えられている。お笑いコンビ「ハリセンボン」の近藤春菜さんの鉄板ギャグを拝借した。
「『ハリセンボン似』を出すべきか、あくまで私の実績と政策だけをアピールすべきか。本当に悩み抜きました」。ポスターの中の笑顔の写真も、目の前で目を細めて笑う須田さんの表情も、春菜さんとそっくりだ。
悩んだ末、支援者と相談してコピーを入れた。「この一言で関心を持ってもらって、そこから私という政治家を知ってほしいから」
「『ハリセンボンじゃねぇーよ!』って入れてもいいですか?」。須田さんが市選管に駆けつけた経緯などを振り返ります。
市女性センターの所長を務め…
【7/11〆切】スタンダードコース(月額1,980円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら