銃刀法違反事件でDNA型採取、逮捕決め手か 20年前の主婦殺害 

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 広島県福山市で2001年、主婦(当時35)が自宅で殺害された事件で、殺人容疑で逮捕された福山市西新涯町1丁目、無職竹森幸三容疑者(67)が今年、銃刀法違反容疑で県警の捜査を受け、DNA型を採取されていた。捜査関係者への取材でわかった。

 捜査関係者によると、竹森容疑者が今年、福山市内で刃物のようなものを所持したとして、県警は銃刀法違反容疑で捜査し、DNA型を任意で採取した。その後の鑑定で殺害現場に残された血痕のものと一致し、逮捕の決め手になったという。捜査線に浮上したのは10月上旬だった。

 県警によると、竹森容疑者の逮捕容疑は01年2月6日午後0時45分ごろ、女性の腹部を果物ナイフで突き刺すなどして殺害したというもの。「記憶にない」と容疑を否認しているという。

福山市内で1人暮らし 家賃は振り込みで

 竹森容疑者宅の家主(86)によると、竹森容疑者は18年ほど前、事件現場から南東に約5キロ離れた福山市内に平屋の一戸建てを借り、一人暮らしを続けていた。毎月4万円の家賃は銀行振り込みで支払っていたという。家主は取材に「寡黙だが時候のあいさつはし、きちょうめんな人だと感じていた」と話した。

 県警は27日、竹森容疑者を広島地検に送検した。午前7時ごろ、福山西署の敷地内で、警察官に付き添われて車に乗り込み、広島地検に向かった。灰色のスウェット姿だった。