第62回政党支持率、岡山では自民36% 立憲は7% 本社調査
衆院選の情勢調査とあわせ、朝日新聞社が23、24の両日に実施した電話での世論調査によると、岡山県内の政党支持率は自民が36%、立憲民主が7%、公明4%などだった。「支持する政党はない」「答えない・分からない」を合わせた無党派層は46%にのぼる。
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共産の政党支持率は3%、維新2%、れいわ、社民はいずれも1%だった。
年代別では、全ての世代が比較的多く自民を支持。中でも70歳以上は5割近くが支持している。30~60代は3~4割だった。立憲は50代以下の支持が1割に届いていない。一方、無党派層は18~29歳の7割に上った。
また今回の衆院選への関心の程度を尋ねると、「大いに関心がある」が31%、「少しは関心がある」が47%だった。「大いに」と答えた人は、60代と70歳以上では4割台で、若い世代になるほど低い傾向だった。
投票に「必ず行く」は60%、「できれば行きたい」は24%、「行かない」は14%だった。一般に「投票に行く」という回答が多くなる傾向があり、実際の投票率を示すものではない。調査時期や対象が異なるため単純比較はできないが、前回2017年衆院選の調査で、「必ず行く」と答えたのは67%だった。「必ず行く」と答えた人は立憲支持層の大半、自民支持層で7割近くに達した。無党派層は5割だった。
投票先を決めるときの気持ちについても尋ねた。「期待はしていないが他よりはよさそうだから」が52%で、無党派層の6割がこの回答を選んだ。「政党や候補者に期待しているから」は37%だった。
政府のこれまでの新型コロナ対応については「評価する」が47%、「評価しない」が37%。「評価する」と答えたのは自民支持層で7割に上ったのに対し、立憲支持層では「評価しない」が多かった。
岸田内閣に対し「支持する」と答えたのは44%で、「支持しない」の33%を上回った。岸田文雄首相の経済政策に期待できるかどうかについては「期待できる」が32%、「期待できない」が45%だった。(中村建太)
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調査方法 コンピューターで無作為に電話番号を作成し、固定電話と携帯電話に調査員が電話をかけるRDD方式で、23、24の両日に全国の有権者を対象に調査した。岡山県では、固定は205人、携帯は220人、計425人の有効回答を得た。
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