リニア工事現場で「崩落」通報、作業員の男性死亡 岐阜のトンネル

[PR]

 27日午後7時半ごろ、岐阜県中津川市瀬戸のリニア中央新幹線瀬戸トンネルの工事現場から「崩落事故があった」と119番通報があった。中津川市消防本部やJR東海によると、トンネル内部で作業をしていた2人が救急車で中津川市内の病院に搬送された。うち福井県美浜町の小板孝幸さん(44)の死亡が確認された。愛知県長久手市の男性(52)は左足を骨折するけがを負った。

 JR東海によると、瀬戸トンネルでは資材などを運び込む作業用トンネル(斜坑)の工事をしており、斜坑入り口から60~70メートルの場所で崩落があったという。同社は「発破後の点検中に崩れ、作業員2人が巻き込まれた」と説明している。

 瀬戸トンネルは長さ約4・4キロ。工期は2018年8月から26年6月の予定で、19年に着工し、今年6月に斜坑の掘削が始まり、現在、約1割を掘削中だという。

 死亡事故はリニア工事では初めてという。同社は「亡くなられた方、おけがをされた方にお悔やみとお見舞いを申し上げます。原因を調査し、再発防止に努めてまいります」とコメントした。