妻子を探して?居間に突然現れ、会話なく父子殺害か 宮崎・3人死亡

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神崎卓征、浜田綾、大野博、平塚学
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 晩秋の静かな山間地に緊張が走った。男性3人が血だらけで死亡。「年寄りばかりの集落で、いったい何が起きたのか……」。現場付近の住民たちは一様に不安な表情を見せた。

 事件が起きたのは、宮崎県高千穂町下野の「漆野集落」。町役場の北約3・5キロの山あいに田や茶畑、スギ林が広がり、十数軒の民家が点在している。住民の多くが農林業に従事し、お互いの顔をよく見知っている。

 26日夜、ふだんは静かな集落をパトカーや警察官が慌ただしく行き交った。

 現場近くに住む60代男性は床についてすぐ、サイレンの音に起こされた。「パトカーが次々に来て、殺人と聞いて恐ろしくなり、一睡もできなかった」

 同様に、パトカーに驚いた男性(67)は「何事か」と、小中高で同級だった近所の友人に何度も電話したが、つながらなかった。

 この友人が、事件に巻き込まれた会社員甲斐邦雄さん(67)だった。

 男性はその後の報道で、邦雄さん、同居する父の義人さん(91)、邦雄さんの長女の夫の須磨俊さん(45)――の3人が亡くなったことを知った。

 「高齢者しかいない集落で…

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