オリックス優勝 「がんばろうKOBE」広めた堀内正美さんの思い

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島脇健史
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 プロ野球オリックスがパ・リーグを25年ぶりに制覇した。前回優勝したのは1996年。この前年には阪神・淡路大震災が発生し、チームはスローガンに「がんばろうKOBE」を掲げた。被災者らは懸命に戦うオリックスの選手の姿を自らと重ね、優勝を一つの希望と受け止めた。この合言葉を広めた一人で、今も神戸で被災者支援を続ける俳優の堀内正美さん(71)にオリックス優勝の意義を語ってもらった。

 堀内さんは95年の震災発生2日後、当時番組MCを務めていた神戸のラジオ局に向かった。局では被災状況や支援物資に関する情報を流し、選曲リクエスト用の電話で被災者から情報提供を受けていた。

 堀内さんも電話を取った。「一人で不安だ」「ヘリコプターの爆音が怖い」。被災者は電話をなかなか切ろうとしない。「一人じゃないよ。必ず誰かが助けてくれる。がんばろうよ」。そう声をかけると、被災者は落ち着きを取り戻し、電話を切った。自分の番組内でも「がんばろう神戸。私たちのまちだから」と呼びかけ続けた。

 発災の6日後には、神戸市内…

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