沖縄に流れ着いた軽石、この後どこへ 「黒潮に乗り…」スパコン解析

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吉沢英将
【動画】軽石漂流のシミュレーション=海洋研究開発機構提供
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 小笠原諸島の海底火山・福徳岡ノ場で8月にあった噴火で、10月に入り大量の軽石が沖縄・奄美地方に相次いで漂着している。軽石は、これからどこに向かうのか。漂流する軽石の動きをシミュレーションした海流の専門家は、さらなる影響の拡大に注意を呼びかけている。

 今後の軽石の動きを予測したのは、海洋研究開発機構(本部・神奈川県横須賀市)の美山透・主任研究員(海洋物理学)。沖縄・奄美地方で軽石の漂着が確認されたことを受け、今月下旬、軽石がどのように漂流しているのか、再現と予測に取り組んだ。機構などが観測した海流のデータを用い、スーパーコンピューターで8月中旬から11月末までの軽石の動きを解析した。

 その結果、8月中旬の噴火で海に流れ出た軽石は、日本の近くを流れる「黒潮反流」と呼ばれる西向きの海流に乗ったとみられるという。約2カ月かけ、福徳岡ノ場から約1400キロ離れた沖縄・奄美にたどり着くことを確認できた。

 軽石の今後について、美山さんは「九州から本州にも影響は及びそうだ」とみる。東シナ海から北上し、日本列島の太平洋側を流れる黒潮に乗るとみられるという。

 シミュレーションでは、軽石…

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