保育園児死亡事故から3カ月、職員ら100人聴取 県警が詰めの捜査

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板倉大地
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 福岡県中間市の双葉保育園に通う男児(当時5)が送迎バスに取り残されて死亡した事故から、29日で3カ月となる。福岡県警はこれまでに関係者約100人から話を聴くなどして、園の運営実態や職員の役割分担などについて慎重に調べてきた。今後、関係者らを書類送検して刑事責任を問う方針で、詰めの捜査を進めている。

 県警などによると、倉掛冬生ちゃんは7月29日朝に乗った送迎バスに取り残され、熱中症で死亡した。バスは当時園長だった女性が1人で運行し、学年主任もバスを出迎えたが、2人とも車内の後部まで十分に確認していなかった。

 県警は当初から、保育園側の過失が原因で事故が起きたとみて、業務上過失致死容疑で捜査に着手。8月1日に園を家宅捜索してバスの運行マニュアルなど63点を押収した。

 捜査の焦点は、園の職員らが通常の業務をしていれば事故を予想し、防げたにもかかわらず、安全配慮を怠ったために事故が起きた、という因果関係の立証だ。

 中間市によると、双葉保育園には7月1日時点で職員は園長を含め39人おり、園児は139人が在籍していた。県警は職員だけでなく、保護者やすでに退職した保育士らからも話を聴き、聴取対象は約100人にのぼるという。

 園側の説明などで、事故当日、園長のバスでは出欠を確認するバスカードを乗車時に回収しておらず、担任が冬生ちゃんの不在に気づきながら出欠を園長や保護者に確認していなかったことがわかっている。

 県警はそうしたミスのほかに…

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