民間人となった眞子さん、生活どう変わる? 参政権や納税義務も

眞子さまと小室圭さん結婚

杉浦達朗

 秋篠宮家の長女小室眞子さん(30)は26日の結婚当日から、東京都内のマンションで夫の圭さん(30)との新生活をスタートさせた。28日には国際運転免許証の取得手続きで免許試験場へ。渡米に向けた準備を進めているが、結婚で民間人になったことで、様々な面で「変化」があった。皇族でなくなると、なにが変わるのか。

 結婚翌日の27日。宮内庁は「皇統譜」に眞子さんが皇室を離れたことを登録した。実は、皇族には一般の戸籍がない。皇室の戸籍簿である皇統譜に「皇族ノ身分ヲ離ル」「小室圭ト婚姻シタルニ因ル」と記載され、西村泰彦・宮内庁長官らが署名。26日の婚姻届提出と合わせ、新たな戸籍をつくった眞子さんの皇籍離脱の手続きが終了した。

 ちなみに、皇統譜には天皇、皇后両陛下の記載がある「大統譜」と、皇族方の「皇族譜」がある。

 戸籍ができたことに伴い、眞子さんには一般の人たちと同様の権利や義務が発生した。

 まずは、参政権だ。天皇や皇族方には参政権はない。眞子さんは、満18歳以上の日本国民に与えられる国政選挙での選挙権(投票)と、満30歳以上で衆院、参院とも得られる被選挙権(立候補)を得た。皇室の方々が唯一「投票」できるのが、皇室の重要事項を審議する「皇室会議」の皇族議員2人を選ぶ選挙。天皇陛下と上皇さまをのぞく成年皇族が投票する。

 ただ、間近に迫った31日投開票の衆院選で、眞子さんは投票できない。19日の公示時点で選挙人名簿に眞子さんの戸籍が登録されていなかったためで、次回以降から可能となりそうだ。

 また、眞子さんは職業選択、居住移転の自由も得た。関係者によると、近く米国に拠点を移し、眞子さんは現地での就職も検討中という。皇族としての渡航では必要なかったパスポートの申請も進めている。

 何より大きな変化は、警備面だ。皇族には皇宮警察本部の護衛官がつき、外出時には国内外問わず護衛に当たったが、結婚を機になくなった。

 皇室を離れても、住まいのあるエリアを管轄する警察署が「元皇族」として警戒することはあるが、これは要人や著名人宅などと同様の扱いで、皇族の時のように厳重ではない。過去に元皇族が誘拐騒ぎに巻き込まれたことがあり、警戒が必要だと判断されている。

 ただ、海外では日本の警察権は及ばず、米国での警備は未知数だ。政府関係者は「民間人のために日本から人を派遣したり、警備費を捻出したりすることはない。現地当局への情報提供にとどまるだろう」と話す。米国では個人が警備員を雇うのも一般的といい、小室夫妻もそうするかセキュリティーが優れた住居に住むことが考えられる。

 皇族として30年間を過ごした赤坂御用地を離れ、皇居で天皇、皇后両陛下にも別れを告げた眞子さん。しかし、今後一切皇室との関わりがなくなるというわけではない。皇居の行事には元皇族が出席するものもあるほか、上皇ご夫妻の長女黒田清子さんは、ご夫妻が海外の賓客をもてなす際に同席したこともある。

 小室夫妻は海外を拠点とするため、皇居や赤坂御用地を訪れることは少なくなる。それでも関係者によると、眞子さんは妹の佳子さまをはじめ秋篠宮ご一家との絆は強く、「ご家族であることは変わらない。民間人としての視点など、良い相談相手になられるのではないか」としている。(杉浦達朗)