北朝鮮で新語「金正恩主義」登場、体重20キロ減 韓国国情院が報告

ソウル=神谷毅
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 韓国の情報機関、国家情報院が28日に国会の情報委員会に行った報告によると、北朝鮮の内部で「金正恩(キムジョンウン)主義」という用語が登場した。祖父や父親の「金日成(キムイルソン)主義」「金正日(キムジョンイル)主義」はあったが、金正恩総書記の名を使ったものは初めてとみられる。

 同委所属の国会議員が明らかにした国情院の報告によると、2011年末に金正日総書記が死去し、正恩氏が後継者となって10周年となるのを機に、「正恩氏の独自的な思想体系を打ち立てようとしている」と国情院は分析した。党の会議室などでは壁から金日成氏や金正日氏の写真がなくなっているという。

 実妹の金与正(キムヨジョン)朝鮮労働党副部長については「外交や安保を総括しつつ、非公開の地方視察を行って正恩氏に報告し、内政も補佐をしている」としている。

 昨年11月に140キロあったと推定される正恩氏の体重について報告は「20キロ減量し、健康には問題はない」とした。解像度の高い映像分析や人工知能(AI)などを駆使して国情院が分析した結果だという。(ソウル=神谷毅)