パナソニック増収増益、EV向け電池が好調 9月中間決算

田中奏子
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 パナソニックが28日発表した2021年9月中間決算(国際会計基準)は、電気自動車(EV)向け電池などの売り上げ増や、買収した米ソフト大手ブルーヨンダーの株式の評価益を計上したことで、増収増益となった。22年3月期の業績予想も上方修正した。

 売上高は前年同期比15・5%増の3兆5335億円、営業利益は108・2%増の2012億円、純利益は213・2%増の1530億円だった。ブルーヨンダーの株式を再評価したことによる利益は583億円にのぼった。

 米EV大手テスラ向けの車載電池の需要が増加。自動車生産の回復を受けて、車載機器も伸びた。高速通信規格「5G」など情報通信関連も好調で、売り上げを押しあげた。

 一方、家電部門は原材料価格の高騰を受け、減益となった。

 22年3月期の業績予想は、売上高が5月時点の予想より3千億円多い7兆3千億円(前年比9・0%増)、純利益は300億円多い2400億円(同45・4%増)と増収増益を見込む。車載電池が好調を維持する見通しだ。(田中奏子)