首相、最終演説は東京・大井町で調整 安倍政権の「アキバ」から一新

笹山大志
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 岸田文雄首相(自民党総裁)は、衆院選の締めくくりとなる30日の最終演説を、東京・品川のJR大井町駅周辺で行う方向で調整していることが分かった。安倍晋三元首相は過去6回の国政選挙で、東京・秋葉原で終えることを恒例としたが、初陣の首相は「最後はアキバ」から一新を図ろうとしているようだ。

 首相周辺によると、自民と立憲民主の前職同士が激しく争う東京3区を候補地として検討している。聴衆が「密」にならないようにする理由もあるという。

 安倍氏は党総裁だった2012年の衆院選秋葉原で終え、政権奪還を果たした。その後の国政選挙では「縁起が良い」(党関係者)ことから、最後は「アキバ」で演説するのが恒例となった。一方、17年都議選では、安倍氏が、ヤジを飛ばす聴衆に向かって「こんな人たちに負けるわけにはいかない」と発言、波紋を呼んだ。その都議選自民党は大敗した。(笹山大志)