「ゲームを変える」極超音速兵器の脅威 中ロ先行、過熱する開発競争

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北京=冨名腰隆、ワシントン=園田耕司
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 軍事バランスを一変させる可能性のある「ゲームチェンジャー」と言われる極超音速(ハイパーソニック)兵器。米中ロが激しい開発競争を繰り広げるなかで、米軍制服組トップが中国の兵器実験を認め、危機感をあらわにした。軍拡競争の過熱を懸念する見方も出ている。(北京=冨名腰隆、ワシントン=園田耕司

 「スプートニク・ショック」。米軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長が27日の米ブルームバーグのテレビ番組のインタビューで中国の極超音速兵器開発について、半世紀以上も前に旧ソ連人工衛星打ち上げで先を越されたことを引き合いに出した。

「極超音速兵器への防衛なし」

 その背景には、中国側が極超音速兵器などの軍事技術を驚異的なスピードで進歩させているという米国側の危機感がある。

 中国は長年にわたって極超音…

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    駒木明義
    (朝日新聞論説委員=ロシア、国際関係)
    2021年10月29日10時53分 投稿

    【視点】スプートニク・ショック(英語ではスプートニク・クライシス)という言葉を今、見るとは思いませんでした。1957年10月4日にソ連が打ち上げた世界初の人工衛星「スプートニク1号」の成功は、科学技術や軍事分野では米国が圧倒的にリードしているという