オリエンタルランド、2年連続の赤字予想に 来春に新ホテルを開業

田幸香純
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 東京ディズニーリゾート(TDR)を運営するオリエンタルランドは28日、これまで未定としてきた2022年3月期決算の業績予想を発表した。純損失は175億円(前年は541億円)と、改善しつつも2年連続の赤字を見込む。新型コロナ禍で臨時休園が続いた前年より営業日数は増えるが、時短や人数制限の影響が続く。

 これまで各パーク上限1万人だった入園者数は、立地する千葉県の要請解除で段階的に増やすが、年度内は最大でも収容人数の半分に抑える。そのため、前年比約4割増の1050万人と、コロナ前の19年度の約3分の1にとどまる見通し。その結果、売上高は前年比40・1%増の2390億円、営業損失は242億円を見込む。

 10月から繁忙期と閑散期でチケット料金を変え、チケット単価は300円上昇を見込むが、テーマパーク事業の黒字化は厳しい状況だ。片山雄一副社長は「予想外にコロナの影響が長かった。(感染再拡大の)第6波は織り込んでおらず、(営業)制限などが出れば業績が下ぶれる可能性はある」と話す。

 同日発表した21年9月中間決算は、売上高が前年同期比65・0%増の975億円、純損失が141億円(前年同期は300億円)だった。

 また同社グループは、TDR敷地内に映画「トイ・ストーリー」シリーズをテーマにしたホテル「東京ディズニーリゾート・トイ・ストーリーホテル」を来年4月5日に開業すると発表した。映画の世界に入り込んだような内装で、全595室。他のディズニーホテルに比べ、割安な料金設定になる見通しだという。田幸香純