旭川中2死亡、市長「いじめと認識」議会で答弁 第三者委が調査中

井上潜
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 北海道旭川市で3月、市立中学2年の広瀬爽彩(さあや)さん(当時14)が遺体で見つかり、市教育委員会が第三者委員会を設けていじめの有無などを調査している問題で、今津寛介市長は28日の市議会で「いじめがあった」とする自身の認識を述べ、その考えを踏まえて調査するよう第三者委に指示したことを明らかにした。一部の市議からは「教育現場への政治介入ではないか」と批判が出ている。

 この問題は文春オンラインが4月に報道した。市教委はそれまで爽彩さんの母親に「いじめは確認されなかった」と説明していたが、弁護士らによる第三者委を設置し、重大事案として5月から調査を進めている。

 今津市長は9月の市長選で、この問題の早期解決を公約の一つに掲げて初当選した。28日の市議会で代表質問に答え、「市教委から提出された資料の精査や、SNSでの(爽彩さんの)やりとりなどを踏まえ、私としてはいじめであると認識した。その考えのもとに調査を進めてほしい、と第三者委員会の委員長に直接伝えた」などと述べた。

 議会終了後、今津市長は報道陣に「委員長からは、第三者委としては市長の考えに意見を言うものではなく、引き続き調査を進めていく、という話があった。政治介入にはあたらない」と説明した。(井上潜)