中国「対抗性が向上した」 中ロ艦艇の津軽・大隅海峡通過で成果誇る

北京=冨名腰隆
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 中ロ海軍が今月、津軽海峡と大隅海峡を通過した合同巡視活動について、中国国防省の譚克非報道官は28日の会見で「今回の行動は年度計画によるもので、第三国を対象にしていない」と述べた。そのうえで「(演習が)より実戦的になり、対抗性が大幅に向上した」などと成果を誇った。

 譚氏によると、演習には中国からアジア最大級の055型大型ミサイル駆逐艦が、ロシアからは大型対潜艦などが参加。14~23日に合同演習と合同巡視を実施し、日本海、西太平洋、東シナ海を通過した。

 また、譚氏は岸田文雄首相が「国家安全保障戦略」の改定や敵基地攻撃能力の保有などに言及している点について、「日本が『外部の脅威』を言い立てて軍事力の拡張を図ることは、専守防衛の約束に反するもので、過ちであり危険だ。日本は歴史の教訓をくみ取り安全保障の言動を慎むべきだ」と牽制(けんせい)した。(北京=冨名腰隆