選ぶべきは田所博士か世良教授か 「日本沈没」から考えるリスク管理

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神里達博の「月刊安心新聞+」

 今月7日、東日本大震災以来初めて、東京23区で震度5強の直下型の地震が発生した。その前日には青森で震度5強、そして先月は能登半島でも5弱の揺れが観測されている。

 また今年8月、11年ぶりに小笠原諸島の海底火山「福徳岡ノ場」が噴火し、新島が出現した。その際に噴出した東京ドーム80杯分もの軽石などが、2カ月かけて沖縄本島奄美大島にも到達、船舶の吸水口に詰まって航行不能になったり、小さな軽石を餌と間違えて食べた魚が大量に死んだりと、被害も出ている。

 さらに先週は阿蘇山も噴火しており、今年は諏訪之瀬島口永良部島など、九州地方の火山活動が活発のようにも見える。

 このように地震や噴火が重なると、何か大きな地殻変動の前兆ではないかと不安にもなる。だが、今月や先月の地震と、九州地方の噴火ではメカニズムが全く異なる。集中して起きただけで、それらを結びつけて考えるのは非科学的であろう。

 とはいえ、日本列島の正体は、4枚のプレートのせめぎ合いによってできた地殻の隆起であり、大昔から私たちは、いわば「暴れる巨竜」の背中の上で暮らしているようなものだということも忘れてはなるまい。

■ドラマ「日本沈没」と英国の…

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