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119番通報したあなたのスマホに動画 救急隊到着まで8分のリレー

岩本修弥
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 119番通報した人が救急隊を待つ間に応急手当てができるようにと、神戸市消防局は11月から、心臓マッサージの方法を解説した動画を通報者のスマホに配信する。症状の悪化を少しでも食い止めてもらえれば、多くの命が助かると期待している。

 市消防局は2019年11月から、映像通報システム「KobeLive(ライブ)119」を導入。通報者にスマホで撮影した動画を送信してもらい、病気やけがをした人の速やかな状況把握につなげてきた。21年9月までに約92件の映像を受信したという。

 ただ、救急隊の到着まで平均約8分かかるとされる。そこで協力を得られた通報者には、心肺蘇生や気道確保の方法を解説する動画(約30秒)をスマホに配信する取り組みを始める。通報者は視聴しながら心臓マッサージなどができる。

 10月26日には神戸学院大学の学生が訓練に参加し、動画を見ながら心肺蘇生法に挑戦した。同大の木村優花さん(1年)は「電話でのやりとりに比べて、指示が少なくて分かりやすい」。市消防局の西面(さいめん)伸二司令担当係長(52)は「動画を見ながらなので、落ち着いて取り組める。救える命を守るために協力してほしい」と呼びかけている。(岩本修弥)