「政治って?」 祖父2人が元政治家の大学生、初投票で感じた意味

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仲川明里
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 2017年衆院選で20代の投票率は約34%(10代は約40%)。19年参院選は約31%(約32%)。選挙のたびに若者の投票率が注目され、政治への関心の低さが語られる。生身の政治家をよく知っているはずの大学生に聞いた。今回あなたは投票しますか?

 「自分が投票したところで、その1票に何の意味があるのでしょうか」

 今月初め、名古屋市内に住む大学生女性(20)はあっさりとそう言った。

父方の祖父は元市会議員、母方の祖父は元町長

 大学に入るまで、東日本の地方都市で暮らした。物心ついたときには、祖父は2人とも政治家だった。父方の祖父は、別の市で市議会議員を4期。母方の祖父は、町長を3期務めた。

 2人の政治家の孫。でも「かといって、政治に関心があるわけでは……」。増税に反対だった消費税は、いつのまにか10%に上がっていた。「私たちが意見したところで、偉い人が最終的には決めるんでしょ」。そんな感覚だという。

 二つ上の姉は、新聞記者と高校教諭の両親と、よく「政治の話」をしていたように思う。自分はそこに加わったことはない。

 毎年正月の光景は印象に残っている。父方の祖父宅に出かけると、大勢があいさつにきていた。おじさんばかり。自分は姉と別の部屋でテレビを見て過ごしたが、母や祖母は来客の対応で動き回っていた。

 小学生のころ、祖母の勧めで、選挙のときに祖父の街頭演説を見に行ったことがある。内容は覚えていない。両祖父が政治家として何をしていたのかは、自治体も違うし知らない。

 2人とも、自分にとっては「ごく普通の優しいおじいちゃん」だった。

 母方の祖父(79)は15年…

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