東邦ガスが29日に発表した2021年9月中間決算は、最終的なもうけを示す純利益が前年同期比75・1%減の29億円だった。原料の液化天然ガス(LNG)の高騰が響き、2年続けて減益になった。工場や会社向けの業務用のガス販売が伸び、売上高は2・6%増の2078億円だった。
ガスは電気と同様に、原料費の変動をあとで料金に反映させる制度が導入されている。これによってガス料金が値上げされるため、22年3月期通期では売上高が前年比10・4%増の4800億円に伸びると予想。さらに経費の削減も進めて、純利益も4・7%増の90億円を見込む。通期での増収増益が実現すれば、2年ぶりになる。
一方、今年に入って公正取引…
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