文教族の重鎮、引退ラッシュ 「優等生」文科省、予算交渉どうなる?

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伊藤和行、桑原紀彦
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 10月31日に衆院選が投開票され新議員が決まる陰で、当選を重ねたベテラン議員たちが永田町を去った。その中には教育行政に影響力を持ち、「文教族」と呼ばれる重鎮もいる。財務省との予算獲得交渉で弱腰な文部科学省の後ろ盾となってきた大物の引退に、省内からはため息が漏れる。

 「国公立大学の振興を、さらに前に進めたい」

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「国公立大振興議員連盟」の会合であいさつする河村建夫氏(右から2人目)=2021年6月、東京・永田町

 6月、東京・永田町の衆院議員会館であった「国公立大学振興議員連盟」。全国の国公立大の学長らが顔をそろえるなか、衆院で10回の当選を重ね、文科相や文科副大臣を歴任した河村建夫会長(78)があいさつした。学長らは、国立大の運営に欠かせない国からの交付金増額などを訴え、河村氏らに理解を求めた。

相次ぐ立候補見送り

 今回の衆院選には河村氏のほか、伊吹文明氏(83)、馳浩氏(60)が立候補を見送った。いずれも「文教族」と言われ、文科相や文科省の副大臣、政務官を務め、自民党の文部科学部会などに長く所属。文科行政で存在感を示してきた。

 ある文科省幹部は、教員免許

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