フードロス減らしたい 大学を卒業して食堂始めた23歳の思い

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 形が不ぞろいで販売ルートに乗らない野菜など、そのままでは捨てられてしまう食材を使い、定食を出している食堂が高知県にある。経営しているのは、今年の春大学を卒業したばかりの女性だ。若者の政治参加を促す団体「NO YOUTH NO JAPAN」のメンバーで大学生の釣谷竜太さん(21)、足立あゆみさん(20)と記者がオンラインで話を聞いた。

【動画】No Youth No Japan × 朝日新聞 「with U30」若者と衆院選

 大学生の頃、陶山(すやま)智美(ちみ)さん(23)は農家でアルバイトをしていた。

 収穫したナスを袋詰めして売りに出した翌日、売れ残ったナスが直売所から返ってきた。袋から出して、畑に捨てた。「もったいない」。やるせなさが募った。本来は食べられる食品が捨てられてしまう「フードロス」に関心を抱くきっかけになったという。

 鳥取県出身。農地が広がる地域に生まれ育ち、もともと農業や食に関心があった。高知県の大学に進んで友人たちと接するなかで、忙しさから食生活が乱れる人の多さも気になった。

 放っておいたら捨てられてしまう食材を生かし、少しでも食や地域の食材に興味をもってもらえるような場をつくれないか――。

 そこで浮かんだのが、食堂だった。

 進路を考え始めた2020年…

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これからの時代を生きるU30世代が、社会に対して感じているモヤモヤ。政治や選挙にどんな思いを抱き、何を願っているのか、一緒に考えます。[記事一覧へ]