封鎖緩和で労働者が大量帰郷 ベトナムで人手不足、影響は日本にも

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ハノイ=宋光祐
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 新型コロナウイルスの感染拡大が続いていたベトナムで労働者の不足が懸念されている。感染のピークは過ぎて都市封鎖は緩和されたが、地方の出稼ぎ労働者が故郷に帰ったまま都市部の職場に戻らず、流出が続いているためだ。政府は残業時間の制限を撤廃して労働力を補うことも検討しているが、部品供給網の寸断がさらに長期化する恐れも強まっている。

 「通してください」。大勢の人たちがバイクから降りたヘルメット姿のまま、道を塞ぐ警察官に土下座している。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジアが1日夜にユーチューブに投稿した動画の一場面。その大半はホーチミン市の工場などで働いていた労働者で、コロナによる都市封鎖が緩和されて故郷に帰ろうとする人たちだ。

 同市では5月上旬からデルタ株によるコロナの感染が急拡大し、7月後半からは1日の新規感染者が5千人前後に達する日が続いた。政府は行政区をまたいだ移動を禁じ、ハノイや南部では製造業の企業に労働者を工場内で寝泊まりさせる「工場隔離」を操業条件に課した。

 ところが、宿泊場所などが確保できず、稼働を停止する工場が相次いだ。ここ数年、ベトナムは「脱中国」を志向する製造業の受け皿になっており、各国の企業が生産拠点を集めてきた。それだけに工場の稼働停止は世界的な部品供給網の寸断を招いた。

影響、各方面に

 地元メディアなどによると…

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