「美人会長」発言の相馬市長が謝罪 連合会長「現代では許されぬ」

関根慎一
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 全国市長会長を務める福島県相馬市の立谷秀清市長(70)が連合の芳野友子会長を「美人会長」と発言した問題で、立谷市長は29日、「軽率だった、配慮が足りなかった」と連合福島を通じて芳野会長に謝罪した。芳野会長らが同日、衆院選の応援で立ち寄った福島市で会見し、明らかにした。

 立谷市長は28日の福島市での連合福島定期大会での挨拶(あいさつ)で、少子化対策について「労働分配率を上げて、男性の所得、女性に悪いけど、男性の所得を上げていかないと人口問題は解消しない」と主張。連合の前会長と意見交換してきた経緯を紹介した後、「今度の美人会長も楽しみにしている。色々と協議しながら、日本にとっての問題は何なのかを連合と共通の立場で考えていきたい」と述べた。

 芳野会長は会見で「容姿について触れることは今の世の中では許されないこと」と批判。男性の所得を向上させるべきだとの主張についても、「性別による役割意識が根強く残っている。そこを正していくのが労働組合の役割」と相いれない考えを示した。

 会見に同席した連合福島の今野泰会長によると、報道を受け、自身が29日に立谷市長に電話。立谷市長から「発言自体が軽率だった、配慮が足りなかった。自分の認識の甘さだ。芳野会長にもご迷惑をおかけした。直接謝罪できないので伝えて下さい」と、一連の発言について謝罪があったという。

 連合福島は12月の相馬市長選で立谷市長に立候補を要請している。今野会長は「地区のそれぞれの組合に経過説明した後、理解納得が得られるかどうか。もう一度フィードバックして議論したい」と再検討する考えを示した。(関根慎一)

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    常見陽平
    (千葉商科大学准教授・働き方評論家)
    2021年10月30日8時45分 投稿
    【視点】

    ぼくのかんがえるさいきょうのしゃせつ ■芳野会長よ、怒りのマグマ、燎原の火にチャッカマンを  滾りが足りない。連合芳野会長のコメントである。「今度の美人会長も楽しみにしている。色々と協議しながら、日本にとっての問題は何なのかを連合と共通

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