「1人1台」端末で広がるデジタル教科書 現場では 今後どうなる

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編集委員・宮坂麻子
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 小中学校で「1人1台」の情報端末を使った学習が進むなか、文部科学省は、2024年度からの本格導入をめざす学習者用のデジタル教科書を、来年度、全国の国公私立小中学校に無償提供する計画を立てている。デジタル教科書の学びは、どう広がっていくのか――。(編集委員・宮坂麻子

写真・図版
国語の授業でデジタル教科書を使う児童たち。文部科学相が視察に訪れていた=2021年10月15日、埼玉県戸田市立戸田東小学校、同校提供

 紙の教科書の内容をデジタル化した「学習者用デジタル教科書」は、法改正により、2019年度から紙に代えて使えるようになった。

 文科省の検討会議は今年6月、小学校で次の改訂教科書が使われる24年度を本格導入の契機とする第1次報告を出し、準備が進められている。

来年度から1教科分を無償提供

 今年度から、小5~中3を対象に、希望する全国約4割の学校に1教科分のデジタル教科書(付属のデジタル教材含む)を無償提供する普及促進事業を始めた。来年度はさらに拡充し、国公私立の全ての小5~中3に1教科分を提供。さらに小学校の重点校については小1~小4も、特別支援学校特別支援学級では全学年を対象にする計画で、文科省は来年度予算の概算要求に約51億円を盛り込んだ。

 また、デジタル教科書を活用した効果的な指導法の研究や発信、クラウド配信などの設計の検証、教科書検定や採択などをデジタル化する調査研究などの費用も、別途、計上した。

 一部の自治体では、独自に活用を進めている。

 朝日新聞が、道府県庁所在市…

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