衆院選は31日、投開票日を迎える。SNSで意見を募って取材する「#ニュース4U」に声を寄せた人たちに、一票に託す思いを聞いた。前回2017年の衆院選の投票率は53・68%だった。あなたは何を重視しますか。
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「政治や選挙、話すのはタブーだと思ってた」、けど…
鹿児島県の高校3年、藤岡依弥(えみ)さん(18)は31日が大学受験日のため、期日前投票を済ませた。大学進学を目指していた同級生は、家庭の経済事情で4年制大学への進学を諦めた。涙を流す友人を見て、高等教育の支援策を重視して投票先を決めた。
学校では候補者のHPのQRコードが配布され、投票を促すポスターも貼られて自然とみんなの関心が高まった。「友だちと政治や選挙のことを話すのはタブーだと思ってた」が、休み時間に候補者の政策について話し合い、理解を深められたと感じている。「投票すれば、次の選挙まで政治を監視しようという気になる。初めての選挙で実感できて良かったです」
アルバイト解雇で1日1食 政治に求めるものは
東京の大学院に通う女性(29)は、インターネットで政党や候補者の公約などを見比べて出張先から不在者投票をした。コロナ禍で昨年5月、約1年働いたアルバイトを突然解雇された。親からの仕送りはなく、食費を切り詰めて1日1食で過ごすことが当たり前に。「生活の基盤を保障してくれる候補者に当選してもらいたい。国民に自助や共助を求める候補者には投票しない」
若者が「選挙に行っても何も…